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第3回 防災一口メモ
情報提供:宮古島地方気象台
台風からのうねりに気をつけて!
宮古島地方では、これから10月頃にかけて台風が接近してくる時期となります。2003年の台風第14号による甚大な被害は、みなさんの記憶に新しいところです。
台風被害と言えば、すぐに猛烈な風による被害が思い浮かびますが、高波でも毎年海難事故が発生しています。台風接近時に海岸に近づかないことはもちろんですが、台風が遠くにあるときの「うねり」にも十分な注意が必要です。
台風の中心付近では、猛烈な風が吹くことによって大きな波が作られ、波の高さは10mを超えることもあります。その波は「うねり」(土用波とも呼ばれる)となって台風から遠く離れた場所まで伝わっていきます。
通常、台風が遠くにある場合には、台風の影響を直接受けることはなく、風も弱く、晴天となります。このため、気軽に海のレジャーへでかけてしまいがちですが、「うねり」による高波で思わぬ海難事故に巻き込まれてしまうおそれがあります。
気象台では、高波のおそれがある場合、波浪注意報・警報を発表するほか、天気予報でも波の高さ、うねりを予想して発表しています。さらに台風情報も台風接近前の早い段階から発表し、うねりに注意するよう呼びかけています。海水浴や海辺でのレジャーを行う際は、事故に合わないように気象情報等を十分に確認して出かけましょう。
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054