トップ > くらしの情報 > 防災・安全 > 防災情報 > 防災一口メモ > 2012年度 > 津波警報が変わります
第79回 防災一口メモ (2012年12月)
情報提供:宮古島地方気象台
津波警報が変わります
平成25年3月7日(木)12時から新しい形式の津波警報等の情報文の運用を開始する予定です。
気象庁では、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による津波被害の甚大さに鑑み、津波警報等の改善に向けた検討を進め、平成24年2月に公表した「津波警報の発表基準等と情報文のあり方に関する提言」を踏まえた新しい形式の津波警報等の情報文に改善します。
マグニチュード8を超える巨大地震の場合
「巨大」という言葉を使った大津波警報で、非常事態であることを伝えます
- マグニチュード8を超える巨大地震の場合は、正しい地震の規模をすぐには把握できないため、その海域における最大級の津波を想定して、 大津波警報や津波警報を発表します。これにより、津波の高さを小さく予想することを防ぎます。
- このとき、最初の津波警報では、予想される津波の高さを、「巨大」、「高い」という言葉で発表して非常事態であることを伝えます。
正確な地震の規模が分かった場合
予想される津波の高さを、1m、3m、5m、10m、10m超の5段階で発表
- これまで8段階で発表していた予想される津波の高さについて、被害との関係や、予想される高さが大きいほど誤差が大きくなることなどを踏まえ、5段階に集約します。
- 津波警報等の発表時には、各区分の高い方の値を、予想される津波の高さとして発表します。
高い津波が来る前は、津波の高さを「観測中」として発表します
- 大津波警報や津波警報が発表されている時には、観測された津波の高さを見て、これが最大だと誤解しないように、津波の高さを数値で表わさずに「観測中」と発表する場合があります。
【津波の高さを「観測中」と発表する基準】
- 大津波警報を発表している沿岸で、観測された津波の高さが1m以下のとき
- 津波警報を発表している沿岸で、観測された津波の高さが20cm未満のとき
※同様に、沖合の観測情報においても基準を設け、それより小さな観測値は「観測中」と発表します。
沖合で観測された津波の情報をいち早く伝えます
- 沖合の観測データを監視し、沿岸の観測よりも早く、沖合における津波の観測値と沿岸での推定値を発表します。
- 予想よりも高い津波が推定されるときには、ただちに津波警報を更新します。
GPS波浪計
(H22.6.25 国土交通省 報道発表資料)
宮古島地方気象台
電話:0980-72-3054